滝川市立図書館スタッフがおすすめする『今がヨミドキ!』
今年の夏は、海や川でレジャーを満喫されましたか?
あなたが泳いでいた水の底には、まだ誰も見つけていない遺跡があるかもしれません。
今回ご紹介するのは、水中に眠る遺物を中心に歴史をひもとく「水中考古学」の世界です。
海に眠る遺跡や水没した鍾乳洞などが教えてくれるのは、予想外の歴史の事実かも…!?
水中に潜む謎とロマンに溺れてみませんか。
「水中考古学 地球最後のフロンティア」
佐々木ランディ/著
株式会社エクスナレッジ
本書では、「海に沈んだイカリから、蒙古襲来の神風の進路が判明した」など、伝説として語られる出来事の解明に触れています。実は水中には、まだまだ見つかってない遺跡がたくさんあるそうです。その存在はまさに、「地球最後のフロンティア(新天地)」!!
なんと、あのコロンブスの船も、今後見つかるのではないかと言われています。
著者はこの本の冒頭で、「学者は財宝の夢など見ている暇はない。それよりも面白いことが水中にはたくさん眠っている。」と綴っています。それほどまでに魅力的な「水中考古学」の世界を、ぜひご一読ください。
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