滝川市立図書館
白虎隊の日
8月23日は「白虎隊の日」
1868年(慶応4年)のこの日に会津藩の白虎隊が城下の飯盛山で自刃したことに由来して定められました。
「ひとり白虎」
植松 三十里/著
白虎隊とは、会津戦争に際して組織された16歳から17歳の武家の男子によって構成された部隊です。中には志願して生年月日を改め15歳で出陣した者もいたほか、幼少組として13歳の少年も加わっていました。名前の由来は、中国の伝説の神獣である「白虎」からきています。
この作品は、飯盛山で自刃した白虎隊の中で唯一生き残った飯沼貞吉の生涯が描かれています。貞吉は実在の人物で、昭和6年(1931年)に76歳でこの世を去りました。貞吉が逆境にめげずに生き抜いたこと、恩人たちに恵まれ、白虎隊の仲間たちへの思いを持ち続けたことに心打たれる作品です。
図書館職員 藤原 衣美