7月5日は「プラチナエイジの日」

一般社団法人プラチナエイジ振興協会が制定しました。６０歳からの世代をプラチナのように永遠に輝き続ける世代として「プラチナエイジ」と呼び、イキイキとした人生を送ってもらうのが目的です。新しい還暦祝いのスタイルとして「プラチナエイジ式」を提案しています。日付は、７月５日の誕生石がプラチナとされていることからです。

「６０歳からの新・幸福論」
　　　　　　　　　　　　　　　　曽野綾子＋田原総一朗＋弘兼憲史＋菊池和子ほか/著
諸説ありますが、還暦のお祝いを行うようになったのは奈良時代からだそうです。その頃の日本人の寿命は短命。６０歳まで生きるのはとても珍しいことだったので、長生きの方を敬う意味も込めて、長寿のお祝いを行うようになったのだとか。
現在の平均寿命は８０代。６０歳はまだまだ若い、と思われる時代になりました。ただ、仕事や私生活の面で節目を迎えることが多いのは、昔と変わりません。
今回ご紹介した本では、年金問題や医療についてなど、各界の著名人が６０歳を過ぎてからの生き方の知恵を語っています。
「自分のこれからはどうなるのだろう。」という、漠然とした不安を抱えている６０歳前の方には心の持ちようを示し、６０歳を過ぎて「さて、これからどうしましょう」と考える方には、これからの過ごし方のヒントを与えてくれる、そんな１冊です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　図書館職員　　千田　真紀