６月３日は「ベーブ・ルース」が引退した日。

　「バンビーノ」の愛称で親しまれた、アメリカ大リーグのベーブ・ルース選手がグラウンドから去ったのが、１９３５年の６月３日。ボルチモア・オリオールズを皮切りに、ボストンレッドソックス、ニューヨーク・ヤンキースと渡り歩き、１９２７年にはシーズン６０本塁打を打つなど、アメリカ野球殿堂入りを最初に果たした５人の中の１人です。
　憧れだったアメリカの大リーグ。日本人選手も増え、さまざまなメディアなどで観戦もできるようになり、大リーグは身近な存在になりました。

　
　表紙を飾るピート・ローズ、ジョニー・ベンチそしてハンクアーロンなど、懐かしい面々。これらのスターが日本に来て試合を行う「日米野球」は、数年に一度の大きなイベントでした。あのベーブ・ルースやルー・ゲーリッグもこの日米野球で来日しました。ページをめくるたびに、偉大な記録を残した選手たちが次々に現れます。時代とともにユニフォームのスタイルや道具なども変わっていき、それらを写真でたどるだけでも楽しい１冊です。
　今年は大谷翔平選手をはじめ９人の日本人が大リーグで活躍しています。ベーブ・ルースが活躍した当時は憧れの世界だった大リーグも、身近な存在になりました。
　今年の秋に日米野球が開催される予定です。どんな選手が来日するのか今から楽しみですね。