このようなことを度々聞かれます。


Ｑ：家を新築するんだけど「風除室」って必要？

Ａ：冬季２シーズンくらい様子を見てから、決めても遅くないです。
　　西向きや北向きの玄関のお宅では、後付けで風除室の設置をするケースが増えてきています。


北海道の昔の家でよく見られた風除室は、「玄関フード」とも呼ばれ長い北国の冬の寒さと、雪の対策に欠かせない存在でした。

特に冷え込みが厳しい朝などは、玄関のドアが凍って開きにくいということが頻繁にあり、そんな悩みを解決してくれたのが玄関フードです。

外の冷たい風が家の中に吹き込んで、温かい空気が逃げてしまうのを防いでくれるのであるのと無いのとでは室内の温度がまったく違いました。


近年は玄関ドア自体の断熱性能が向上し、家全体も高気密になっているので、昔に比べると「無くても良いもの」という存在になってきてはいます。

そのような理由から「寒さ対策」では、今どきの新しい家には不要といえますが・・・。

北海道の冬を甘く見てはいけません冬型の西高東低の気圧配置が、雪と共に強い嵐となり至るところに雪が吹き溜まり、

一瞬で道路がふさがれ、玄関のドアが開かなくなることは今も昔も変わりません！

家を建てた後に、風の吹き込みと雪の溜まり方によって生活に支障があるかどうかで判断されても遅くありません。

（例）

・雪でドア開かない→学校・仕事に遅刻 (；・∀・)　

・玄関前の除雪作業で、アプローチの階段やタイル／コンクリートを傷つけてしまう(´；ω；`)


仮に将来、風除室を設置する可能性がありそうだなと思われるのであれば、以下の風除室の価格を参考にして新築の際の「玄関の位置と形状」を建築業者にご相談されるといいですね。


【風除室の価格】

玄関の位置や形状によって、風除室のタイプが以下の4つに分けることができます。

①　Ｉ型

外壁に対して、玄関が外壁よりも奥まっている（コの字に凹んでいる）場合は、壁面にそろえて風除室を設置します。

一面のみの工事で済むため、リフォーム価格が比較的安い費用で済みます。⇒価格相場は約１５万円（工事費込み）


②　外付けI型

玄関と壁面が平らに配置されている場合は、新規で天井と壁面を後付けする工事が必要となります。⇒約２０万円～


③　Ｌ型

玄関が家の角にあり、外壁より奥まった位置にある場合は、壁面に合わせて直角に２面で設置します。⇒約２０万円～


④　Ｃ型

玄関が壁面の奥にあり、さらに家の角に位置している。つまり、玄関と壁面の両方が奥まっている場合は、壁面に合わせて正面と左右の３面で設置します。⇒約４０万円～


☆　オプションを付けることで機能性アップ（価格もアップしますが・・）

・棚／物掛けフック／郵便ポスト／バーハンドルの手すり／通気用の引違い窓や網戸などなど


リフォームのことなら何でもお気軽にご相談ください。


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