★★石油給湯器(ボイラー)の正しい選び方★★
灯油でお湯を沸かしているご家庭の燃焼機器のはなしです。
使用年数もだいぶ経って、変な音がしたり灯油くさかったり
古い機種は交換部品ももうなくなっていたりするので
そろそろ新しいのにしようかな・・・
でも、インターネットで石油ボイラーを検索しても専門的な事がわからないので
見れば見る程にいまひとつピンと来ないな・・・
そんな方へ
失敗しない石油給湯器(ボイラー)選びの3つのポイントはズバリ!
1.給湯出力(給湯能力)
2.直圧式・減圧式
3.専門家に素直に聞く
1.家族構成に合った給湯出力で選ぶ
◎ 4人家族に最適な給湯出力の一つの目安は「40,000kcal/h(46.5kW)」です。
お湯の使い方のイメージとしては、お母さんがキッチンで茶碗を洗いながら
子どもたちはお風呂に入っているという、キッチンとお風呂両方でお湯を使う事が多い場合です。
もし、4人家族であっても2か所同時給湯は絶対にしない!というご家庭ならば
一つ下の給湯出力の機種を選ばれても性能的には問題はありません。
ただし、今まで「40,000kcal/h(46.5kW)」のタイプで慣れていると
一つ下の出力を選んだ場合、お風呂などのお湯はりに時間が長くかかるので
そのあたりもきちんと踏まえてお決めください。
価格が安いからということでボイラーのランクを下げてしまうと
思わぬストレスになる可能性があります。
2.水道直圧式と減圧式のメリット・デメリット
ボイラーには大きく分けて水道直圧式と減圧式の二種類があります。
☆ 水道直圧式→水道圧力をそのままでボイラーに直結させることで
お湯の水圧も水道圧力と同じ高い水圧で給湯できるタイプ。
☆ 減圧式→水道圧力を一旦減圧してボイラーへ接続するため
水道直圧式と比べて給湯圧力が低くなるタイプ。
これだけを聞いてしまうと、誰もが「高い水圧のボイラーが良い!」と
水道直圧式を選びそうですが、それぞれにメリット・デメリット・注意点があります。
◆水道直圧式のメリット・デメリット・注意点
メリット(減圧式と比較して)
① 水道圧そのままの勢いで給湯できる
② 水圧が高いので、2階浴室への給湯も可能
③ 減圧式と比べて灯油使用量を節約できる
デメリット・注意点
① 高い水道圧がかかるため、古い配管などは破裂の恐れがある
② 減圧式と比べて、ボイラー自体の価格が割高になる
③ 少量のお湯を出すことができない
◆減圧式のメリット・デメリット・注意点
メリット(水道直圧式と比較して)
① 水道直圧式と比べてボイラー自体の価格が割安になる
② 圧力を抑えるので、古い配管でも利用可能
③ 少量のお湯も出す事が可能
デメリット・注意点
① 水圧が弱くなるので、直圧に比べてシャワーなどの勢いが弱くなる
② 2階への給湯が出来ない ※ 減圧式高圧力タイプを除く
③ 直圧式と比べて灯油使用量が増える
3.専門家に素直に聞く
私たち「三星」にお気軽にお問い合わせください!
「専門家に素直に聞く」というものが何よりも一番大切なポイントです。
ご自身の考えを専門家にぶつけて、自分の考えが正しいのかどうかを検証しながら
相談すると、失敗しない正しいボイラー選びに成功されるでしょう。
快適なお湯ライフを一緒に送りましょう!