雨竜町地域おこし協力隊が行く!
■自己紹介
雨竜沼湿原は暑寒別天売焼尻国定公園にある日本有数の山岳型高層湿原帯です。
1964年に道天然記念物、2004年に北海道遺産、2005年11月にはラムサール条約に登録されました。
福島県・新潟県・群馬県、栃木県にまたがる高層湿原「尾瀬国立公園」を連想させることから『北海道の尾瀬』と呼ばれることもあります。
■プロフィール
位置:北緯43°41’ 48” 、東経141°36’ 30” 標高:850~900m
面積:624ha 湿地タイプ:高層湿原 保護制度:国定公園特別保護地区
湿原内には直径数10cmから100mにも及ぶ大小700を超える池塘が散在します。多くの池塘が美しい円形をしていて、大変希少な湿原景観ですが、正確な起源は解明されていません。
湿生植物だけでなく、高山植物も存在し、雪解けの6月から初雪の10月の短い間に150種以上の植物が開花します。
■その他
・例年、概ね6月下旬から10月上旬までの開設です。
開設日は、積雪が少なく融雪の早い年は6月中旬頃、積雪が多く融雪の遅い年は7月上旬頃開設しております。
雨竜沼湿原では10月上旬~中旬に初雪が降ります。暑寒別岳は9月下旬に降る年もありますので、登山計画をたてる際にはご注意願います。
・入山届の提出が必要です。
・環境美化整備等協力金(18歳以上 500円 / 人)をお願いしています。
---------------〈装備・必要であると考えられる携行品〉---------------
基本的には下記のとおりです。
管理棟を出ると、その先の登山道・木道にトイレはありません。
また、万が一ケガをした際に必要になることから、
「携帯トイレ」「健康保険証」は特に携行をお勧めします。
◎地図・コンパス | ◎虫除けスプレー |
◎水筒 | ◎クマ鈴(不要な場所ではご配慮ください) |
◎ごみ袋 | ◎非常食 |
〇タオル・ハンカチ・ティッシュ | ◎ファーストエイドキット(救急用品) |
〇折りたたみ傘 | ◎携帯トイレ |
〇メモ帳・筆記用具 | ◎健康保険証 |
〇ヘッドランプ(予備電池含む) |
----------------------〈注意事項〉----------------------
雨竜沼湿原から暑寒別岳にかけては、ヒグマの生息地となっているため、以下に注意してください。
1.単独行動を避け、鈴等の鳴り物を必ず携帯し、ヒグマに自分の存在を示してください。
2.食べ物等を捨てるとヒグマの餌となり、人を見つけると近寄るようになるため、ごみ等は必ず持ち帰るようにお願いします。
3.薄暗い時間帯での登山はお控えください。
4.ヒグマのフンや足跡等を見つけた場合は、登山を中止し下山してください。
6~8月はアブ・ブヨが多く発生します。
虫除けスプレー等を持参することをお勧めします。
雨竜沼湿原は「特別保護地区」に指定されています。
動植物の採取はもちろん、落ち葉や小石等の採取も禁止されています。
雨竜沼湿原には、多くの動物が生息します。生態系に影響を与えますので餌やりは絶対にしないでください。
雨竜沼湿原を守るために、ゴミのポイ捨ては絶対にしないでください。