１０月２２日は「図鑑の日」

福岡県福岡市などで子供の歯科医院を運営する「医療法人元気が湧く」が開設した、絵本と図鑑の民間図書館「絵本と図鑑の親子ライブラリー」（ビブリオキッズ＆ビブリオベイビー）が制定しました。言葉や絵、図形などから形のあるものを立体的に捉え、想像力を育む図鑑の力を多くの人に知ってもらうことと、子供から大人まで図鑑に親しむ環境を整えることが目的です。日付は、日本で最初に「図鑑」の書籍名称を用いた『植物図鑑』の初版が発行された１９０８（明治４１）年１０月２２日にちなんだものです。

「微隕石探索図鑑」　
　　　　　　　　　　　　　　ヨン・ラーセン/著

「隕石」というと、光や煙と共に大きな石が空から降ってくる・・・。そんなイメージがありました。しかし、地球には年間数万トンもの目に見えないくらい小さな粒（微隕石）が降ってきているとのこと。そんな微隕石を素人でも集められますよ、集めちゃいましたよ、というのがこの本です。
目には見えない微隕石をカラーの拡大写真で紹介しています。色とりどりの宝石のような美しさや、色々な形の断面図を見るだけでも、この微隕石は一体宇宙のどこから来たのかと想像を掻き立てワクワクします。
さらに巻末には、「微隕石の探し方マニュアル」が載っています。簡単に探せる、というものではないですが、微隕石に魅せられたのであれば、自分で発見するというのも夢がありますね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　図書館職員　　千田　真紀