滝川市立図書館
録音文化の日
11月16日は「録音文化の日」
明治11年(1878年)のこの日、東京大学に教授として招かれていたイギリスの工学者・物理学者のジェームズ・ユーイングが、日本で初めて蓄音機を用いた録音・再生の実験を行ったことにちなんで、日本記録メディア工業会が制定しました。
日本記録メディア工業会は、昭和28年(1953年)に設立された磁気録音テープ工業会を前身とする業界団体で、録音・録画・情報処理用の記録媒体の製造会社によって構成されていましたが、インターネットやフラッシュメモリの普及により、カセットテープやCD、DVDなどの記録媒体の製造・販売が減少したことにより、平成25年に解散しています。 「ラジカセ for フューチャー」
松崎順一/編著
デジタル全盛の現代ですが、その一方で、カセットテープやレコードのアナログなテクノロジーが再び注目を浴びています。
ミュージシャンのアルバムが、レコードやカセットテープで登場し、店頭にも売り場が設けられるようにもなりました。
このような流れの中で、カセットテープやラジカセを、懐古ではなく、新しいカルチャーとして取り上げたのが、この一冊です。
カセットを知っている方も、知らない方にもおすすめです。
図書館職員 木村 純