滝川市立図書館
映画の日
12月1日は「映画の日」
1896年11月25日、神戸で日本初の映画の一般公開が開始されました。この会期の中のきりのいい日を記念日として選び、1956年(昭和31年)に映画産業団体連合会が「映画の日」を制定しました。
神戸で公開された映画は、現在のように大きなスクリーンで見るものではなく、エジソンが発明した、「キネトスコープ」という1人ずつ覗き込んで見るタイプのものだったそうです。
この日は、日本の映画界の各団体が記念式典や上映会をしたり、映画館ではチケットの割引を行っているところもあります。
「ほっかいどう映画館グラフィティー」
和田 由美、北の映像ミュージアム/著
この本では、すでに閉館した映画館から元気なミニシアターまで、北海道内の71の映画館が紹介されています。内容は札幌の映画館とその他道内の映画館に分けられており、古いものでは明治35年にできたものから掲載されています。各館のページには、劇場の様子のイラストも添えられていて、テレビやDVDでは味わえない、「映画館ならではの雰囲気」を感じることができます。また、映画館だけではなく、当時のチケットの半券や、名作のポスター、映画産業の黄金時代と呼ばれる昭和30年代の洋画・邦画各年興行成績ベスト5まで載っている、内容盛りだくさんの映画ファンにおすすめの1冊です。
図書館職員 玉手 可奈美