７月２３日は「文月ふみの日」

１９７９年、郵政省（現在の日本郵政公社）が手紙に親しんでもらうことを目的に、毎月２３日を「ふ（２）み（３）」の語呂合わせから「ふみの日」としました。その中でも７月は旧称が「文月」であることから、特別に「文月ふみの日」とされ、ふみの日にちなんだ郵便切手が発行されたり、様々なイベントが行われています。

「著名人の切手と手紙」　
　　　　　　　　　　　　　　　　　一般財団法人　切手の博物館/発行

東京都豊島区にある、「切手の博物館」。日本や外国の切手・約35万種類のほか、封筒類や本、雑誌なども所蔵する、国内でも珍しい郵便切手の博物館です。「著名人の切手と手紙」は、その切手の博物館が1996年に開館してから20周年を迎えたことを記念し、切手の豊かさや手紙文化の大切さを「著名人」というテーマを通して味わい、楽しんでもらうことを目的として、2016年に発行されました。
この本には、著名人の直筆の手紙や、日本の著名人切手226名分をいくつかのジャンルに分けて紹介する「切手人名録」、そして、切手の博物館ガイドなどが全5章にわたって掲載されています。ページを開くごとに様々な切手を見ることができ、「自分が好きな著名人の切手はあるかな？」と眺めるだけでも、十分に楽しめる１冊です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　図書館職員　　玉手　可奈美