滝川市立図書館
下駄の日
7月22日は「下駄の日」
1991(平成3)年に全国はきもの業組合連合会が制定しました。
昔は、男物の下駄は7寸7分、女物の下駄は7寸2分と決まっていたので、7月の7は下駄の寸法から、また22日は下駄の歯形が漢数字の「二」とよく似ていることにちなんでいます。
「怪談 牡丹灯籠」
金原 瑞人/著 八つの鐘が鳴り、カランコロンカランコロンと下駄の音。牡丹が描かれた縮緬細工の灯籠を手に提げた女中のあとには、十七、八の美しい娘、お露。死んでもなお、愛しい新三郎のもとへ毎夜忍んで来るという江戸時代の物語は、ただ恐ろしいだけではなく、恋心、裏切り、死者と生者が織りなす、哀しい物語です。この夏はこんな怪談話で涼んでみるのはいかがでしょう。
図書館職員 高宮 みず恵