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滝川市立図書館

今日は何の日?!Vol.76

地ビールの日

4月23日は「地ビールの日」
「地ビールの日は」、日本地ビール協会を中心とする「地ビールの日選考委員会」が、1999年に制定しました。
4月23日は、ドイツで「ビール純粋令」が制定された日で、ビールの日にもなっていることにちなんでいます。
ビールの歴史は非常に古く、メソポタミアでは紀元前3000年ごろにはすでに作られ、飲まれていました。古代ローマでは、パンと共に食べものの象徴となっていた事がわかっています。北ヨーロッパでも、紀元前1800年ごろ古代ゲルマン人がビールを作っていたことが記録されているそうです。
そしてドイツでは、1516年4月23日にヴィルヘルム4世が「ビール純粋令」を定めました。これは、ビールには大麦・ホップ・水以外は使用してはいけない、というもので、世界最古の食品に関する法律とされています。16世紀半ばには、酵母が追加され、大麦・ホップ・水・酵母の4つがビールの原料として定められました。
ドイツでは、制定から500年が経過した現在でも、この「ビール純粋令」を守った伝統のビール作りが続けられています。



「ビールボーイズ」 竹内 真/著
北海道の噴火湾沿いの架空の都市「新山市」。
ここに住む小学校6年生の主人公達のクラスメイトがビール工場の撤退のため、転校してしまいます。そこで彼らは、転校の原因であるビールに復讐するため秘密基地に集まり、あろうことかビールを飲み干してしまいます。
これが最初のビール祭りで、それからは全て第○回ビール祭りと名付けられた章立てで、ストーリーが進んでいきます。彼らの人生の節目にはいつもビールがあったのです。そして主人公たちの様々な想いは、ついにはビールを使った町おこしへと発展していきます。
ビールと共に歩むさわやかな青春の物語は、これからの季節にぴったりです!
また、章と章の間には、ビールコラムが挟まれていて、ビールそのものの情報もたっぷりとつまっています。
しかし、この本には大きな難点があります。
そうです、「やたらとビールが飲みたくなってしまう」ので、どうぞご注意を...
この作品の作者は、「ぱらっぱフーガ」をはじめとした爽快な青春小説を数多く執筆していて、そちらもおすすめです。

 
図書館職員 木村 純