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中・北空知人脈駅伝

新十津川ボデー工業株式会社 岡崎 功高さん

常務取締役 岡崎功高さんをご紹介します。

第8回

第8回目は新十津川ボデー工業株式会社 常務取締役 岡崎功高さんです。
前回ご登場いただきましたMKアシスト営業部次長の橋本信彦さんからのご紹介ではミスタータイヤマン時代苦楽を共にされた同僚で、一目置く存在の方だとと伺っています。それでは岡崎さん宜しくお願いいたします。

――先ずはじめに橋本さんとのご関係をもう少し詳しくお聞かせください。
最初、当時乗りたい車がマツダだったこともあり、マツダのメカニックに就職しました。
その後営業をしていたのですが、あるとき人に使われるのではなく自分で何かしたいなと思うようになり、仲間とミスタータイヤマンを創めたんです。その時の仲間が橋本さんです。お互いそれぞれ営業を担当していました。若くて一番元気な時代に共に頑張った仲間で、やればやるだけ結果が出せたし、彼の前向きで粘り強い仕事ぶりにも刺激を受けて一緒に仕事をしていても楽しかったですね。
今でもゴルフをしたり飲んだりの間柄です。

礼節を重んじる心が大切

――今はそれぞれ別の道へ進まれましたが、ご自身の仕事に対するポリシーなどをお聞かせ下さい
私は高校時代ラグビー部にいまして、運動部で学んだ厳しい上下関係や礼儀作法などが染み付いているバリバリの体育会系人間です。なので家庭でも職場でも挨拶」には厳しいです。挨拶」って基本中の基本なのですが、馴れ合いの関係になると何処かおざなりになりがちですよね。でもどんなに仕事や勉強ができても、人の目を見てキチンと挨拶が出来ないようじゃ駄目だと思うのです。挨拶にはキチンと相手に対して敬う気持ちがあってのことだと思いますから。
とは言えディーラーに居た若い頃の私は出世欲が強く、人より先に出世することに目標を置いていました。ガムシャラに頑張ってドンドン結果を出していくと、人間って勘違いしてしまうんですよね。僕はその頃天狗になっていました。
そんな時、上司にポッキっと鼻をへし折られましてね(笑)「君の言うことや、やることは間違っていないよ(仕事の中身)。でも自分より年下でも役職が上の人には敬意を表し、その逆に自分より役職が下でも年長者には、敬意を払うということが分かっていない。今の君のしていることは、全てがチグハグで間違っている」と。
頭を殴られた気持ちでした。やっとそこで気づいたんです。
お客様に対してどんなにいい仕事をしても、自分の周りにいる先輩、後輩、同僚などを敬い尊重したり、色々な事への感謝の気持ちを持たなければ、トータルでいい仕事をした事にはならないんです。仕事は1人でするものではなく、チームワークがあってこそなんですよね。それ以来私もこの精神を社員教育の柱にしています。

――今は主に社員教育に力を入れいらっしゃるそうですが。
昔と違ってスポーツ指導も厳しく出来ない時代です。親も子供の意見を尊重してノビノビ育てる傾向がありますよね。叱られ慣れていないし、自分中心に物事がまわりやすい環境で育つ若い人たちには、こう考えて欲しいです。
生きていれば多くの人と関わりあいます。好きな人、苦手な人色々です。自分にとってどんな人が好きとか、苦手とかって定義は色々ですよ。でも良いことばかり言う人より、自分に対して厳しいことを言ってくれる人の存在は大切にするべきです。
自分では気づかないことでも何故そう言われたのか、原因を探せるチャンスだからです。それだけ自分の事をキチンと見てくれているんだと真摯に受け止めることが成長の鍵。だから仕事で部下がお客様から厳しいお言葉を頂いたときには、その原因を自分自身で振り返り気づかせるようにしています。そしてどうしても自分で解決できない時には私の所へおいでと話しているんです。ミスそのものを叱ることはありません。部下のミスは上司が補い、会社が責任を取るんです。だからミスを恐れず頑張りなさいと背中を押しつつ、何故そうなったのかを考え、原因を修正する手助けはします。でもそのベースには礼節を重んじる心が無ければだめだということです。
何かをされる側には、してもらった相手への感謝の気持ちを忘れずにいることが大事です。誰かがカバーしてくれるからと適当な仕事をしたり、厳しいことを言われたお客様に対して不満を言うような者には厳しく接します。
要は、自分1人で生きているわけではないということ。
常に誰かの力を貸していただいた上に今の自分があるんだということを考えれば、自ずから全ての事に感謝の気持ちが生まれるわけです。その気持ちがあれば、どんなことが有っても間違った方向には行かないと信じています。

――会社全体のチームワークの良さが伺え、仕事がしやすい環境ですね。
もう一つ、私のポリシーとしては謝罪には自分が必ず行く ということ。お客様とのトラブルは担当者の責任ではなく会社の責任だと思いますから。そして必ずトラブル以前より良い関係を築けるまで誠意を尽くします。そうやってトラブルを機会にご家族中皆さんがうちを使ってくださっているお客様もいらっしゃいます。
私が転職する度その仕事にお客様として付いてきてくださる方もいらっしゃいます。本当に感謝の気持ちしか有りません。

75歳くらいまで頑張って働きたいですね~

――お忙しいようですがご自身のプライベートはどのように過ごされていますか?
釣が好きなので船舶免許を取りましたし、車も好きでレースに参加したりしていました。趣味は多い方だと思います。結婚して子供が出来るまでは、共通の趣味を持つ為に妻はバイクの免許を取ってくれて、二人であちこちツーリングに出かけたりもしました。
ゴルフは週4で行っていた時期もあるほど大好きで、シニアプロになろうかと思ったほどです(笑)。音楽も好きでドラムスやギターもやっていました。中学生と小学生の息子達は私の古いギターに興味を持ちおもちゃになっているようですが、本当は息子達と一緒にゴルフが出来たらな~と思っています。(笑)

――今後の夢はおありですか?
この会社の若手社員をしっかり育てあげるまでが私の仕事だと思っているので70歳まで、いや75歳くらいまで頑張って働きたいですね。
あ、やっぱりゴルフのシニアプロの夢・・・捨てがたいなあ(笑)

あとがき

音楽の様に繊細なものから、命がけでスピードを競うスリリングなものまで趣味は多様。中には趣味の域を超えてプロに近い腕前をもつものもあるという多才な岡崎さん。
常に新しいことに興味を持ち、チャレンジしてこられた過去には、それぞれの趣味の中での沢山の方との出逢いがあり、そのシチュエーション毎によって周りとの調和の仕方や、自己表現などを身につけられたのではないでしょうか。
人当たりがよく、体育会系て培われた粘り強い精神力、そして何事にも対応できるオールマイティ―な感覚をお持ちで、理想の上司、理想のお父さん像にピッタリです。
楽しいお話を有難うございました。

次にバトンをつないで頂ける方は
この仕事を通じてご縁のある、芦別市の「株式会社はちや保険センター」社長の蜂谷清貢さんです。

次回もどうぞお楽しみに!