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中・北空知人脈駅伝

株式会社MKアシスト 橋本信彦さん

株式会社MKアシスト  営業部 次長 橋本信彦さんをご紹介いたします。

第7回

第7回目は、株式会社MKアシスト
営業部次長の橋本信彦さんです。前回ご登場いただきました北菓楼 執行役員管理部長の藤田さんからは、若い方ですがとても仕事に対する姿勢が素晴らしく、お互い異業種ながら良いお付き合いをされているとご紹介いただいています。それでは橋本さん、どうぞよろしくお願いいたします。

――まず初めに藤田さんとのご関係からお話しください。
私の前職「ミスタータイヤマン」の会社オープンと北菓楼さんのオープン時期が、おそらく同じころだったと思います。私が仕事上で使うお菓子を、当時店長をされていた藤田さんに相談させていただいたのが知り合うきっかけでした。それ以来、何か仕事で行き詰った時には誰よりも藤田さんに話を聞いていただきたいと思うほど大切な人です。私よりずっと年上の先輩ですし、色々な面でとても尊敬しています。

自分自身が大切にしたいこと

――橋本さんの経歴をお聞かせください。
高校を卒業後、最初は神奈川に就職しました。後に郷里に戻ってからは縁あってブリジストンに勤め、紆余曲折の末にミスタータイヤマンに行き着きました。

――現在は実の弟さんが店長をされていますね?
そうですね、兄弟でずっと同じ仕事をしていくよりも、どちらか一人が舵取りをする方向で将来を考えておりました。約5年前にタイミングよくこちらのMKアシストから良いお話しをいただいたので現在に至っています。
今でも弟とは、兄弟という関係よりもライバルというか、同志という関係性の方が強いかもしれません。会えば仕事の話ばかりですね(笑)

――現在のお仕事を含めご自身のライフスタイルやポリシーなどお聞かせください。
今年で50歳になります。サラリーマン生活で60歳を一区切りだと考えると、あと10年。
今までの仕事、自分が行ってきたPTA活動や少年野球の指導などから得た事を、自分なりに皆さんの為にお返しできたらと考えています。
特にPTAでは、通算6年間副会長や会長として色々な事に取り組んできました。
大きくは「いじめ」問題です。今は昔と違い核家族の共働きに加え少子化傾向にあります。携帯電話やゲームの普及に伴って直接的な人との交わり方が希薄になっていますよね。SNS上の友達は沢山いるけれど、コミュニケーションの取り方が上手く無い為、些細なことから誤解を招きトラブルやいじめに発展する危険が多いのが実状です。
いじめは大人の社会でも有ります。当たり前のことですが、いかに他人を思いやって生活するか。自分だけが良ければそれで良いというのではなく、常に相手の立場にたって物事を考える。その延長線上に良い仕事が生まれるのだと思います。まずは社員全員が仲間を思いやって仕事に向き合うことが大切だと思うので、そのアシストができるよう心掛けたいと思っています。

また私は自身が高校まで野球をしていて好きなこともありますが、息子の少年野球の指導のお手伝いをしておりました。子供達から学ぶことは沢山あります。初心者に野球を教えることの難しさと、それに打ちこむ一生懸命な姿を見る喜び。できない事を出来るようにするためには地道な努力が必要です。すぐに結果は出ませんから、出来るようになるまで根気強くよく教えなければなりません。嫌イヤ続けても上手くはなりませんから、いかに本人が興味を持って楽しく、そして上手くなりたいと思うかが重要だと思います。そして野球はチームプレーなので、個々が他人を思いやって助け合ってやるスポーツです。その意識つくりも私達指導者の役目でした。
来る日も来る日も暑い日も寒い日も泥だらけになって練習して、チーム皆でカバーしあって勝ち取るゲームは何事にも代えがたい喜びがあります。
それは仕事の世界でも同じですよね、叱るだけではなく教え育て、社員皆が協力し合って良い仕事ができた時は至福の時です。そしてもう一つ、スポーツをする際に伴う危険から学んだことですが、何か起きたときに瞬時に対応できる判断力や、常に危険を予測して準備をしておけばそれを回避でき、万が一起きたとしても最小限にとどめられるための危機管理意識。これは仕事にも共通していて、仕事によっては身の危険もあれば、職務上のミスにつながる危険の両方がありますよね。
自分以外にも目を配り周囲との協調、そして目的意識の向上を心がけています。
中学のクラス会のワンショット
中学のクラス会のワンショット
ゴルフ仲間
ゴルフ仲間

兎に角気持ちを贈りたかった

そういえば、東日本大震災直後の頃ですが、福島のブリジストンに何か出来ないかと色々な方法を考えました。しかし当時配達可能だったのが唯一小さなレターパックだけだったので、それに入るだけのお菓子などを詰め込んで数個贈ったのです。小さなレターパックに入るお菓子等たかが知れていますが、兎に角気持ちを贈りたかった。
ほんの小さな気持ちでしたが、食べ物に困っていた矢先、最初に届いたのがそのレターパックだったそうです。お腹の足しになるような量でもないのに、先方はひどく喜んでくださって、今もその時の事を口にしてくださるんです。小さな事でも人の心に暖かさを届けられたのかと思うととても嬉しかったです。
そんな事もあり、どんなことでも気づいたら行動に移せる小回りが利いてフットワークの軽い人間でいたいと思っています。

今は毎日会社に来るのが楽しくて仕方ないんです。このMKアシストを含む当社グループには多彩な業種があります。今まで知らなかった事を知り学びそして多くの方との出逢いもあります。毎日ワクワクしながら仕事をしています。そう思いながら仕事ができるのはとても幸せな事ですよね。

あとがき

開口一番、「私なんか、普通のサラリーマンで特に凄いこともないですしお話ししても・・・」と困惑された表情でご挨拶いただきました。
ご本人は謙遜されていましたが、北菓楼の藤田さんご推薦の素敵な方と伺っているので、そのままお話を伺っていくと、なるほど!藤田さんが推薦されたお気持ちがよくわかりました。仕事のお話をされるときは、時折厳しい眼差しで語られるのですが、ご自身のプライベートの話となると、こぼれ落ちそうな笑顔がとても印象的。
交友関係が広く、ご自宅には30人余りのお仲間を招いて焼肉をしたり、月1~2回の同級生等とのゴルフも恒例。そしてDIYやお料理もご趣味だそうで、マイ包丁をお持ちとのこと。
仕事に趣味にと人生をとても楽しんでいらっしゃる様子が伺え、聞いている私たちまでもが橋本さんの人柄に魅了されパワーを頂きました。
楽しいお話をありがとうございました。

次にバトンを繋いでいただける方は・・・・
ミスタータイヤマン時代の同僚で、今は「新十津川ボデー工業株式会社 常務取締役」
をされている「岡崎功高」さんをご紹介いただきました。
長年ご一緒に仕事をされ苦楽を共にした同僚であり一目置く存在の方とのことです。
どんなお話を伺えるのか次回が楽しみです!