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中・北空知人脈駅伝

岩瀬牧場 岩瀬康子さん

中・北空知人脈駅伝 第1回目

ゆったりと放牧する牛たち
ゆったりと放牧する牛たち
第1回目の人脈駅伝は
有限会社 岩瀬牧場 専務取締役
岩瀬康子さんです。


とてもお美しい方ですが、シャイなのでお顔の写真はNGとのこと。
残念ながら牛と美しい景色の写真を見ながらお話を伺いたいと思います。

牛に優しい環境で

岩瀬の原点となるジェラート店
岩瀬の原点となるジェラート店
ーーまず 初めに岩瀬牧場とはどのような会社でしょうか?
元々この地で酪農を営んでいましたが、1990年に法人化となり今の岩瀬牧場がスタートしました。
広大な土地で200頭余りの牛を放牧し、限りなく牛に優しい環境で安全・良質な美味しい牛乳を生産することにこだわっています。

採れたての新鮮な牛乳はすぐ敷地内の自社工場で乳製品やジェラートに加工し、同じく敷地内に併設しているジェラート店やイタリアンレストランでは、自社製造のモッツァレラチーズを使ったピザやパスタなどを提供しています。

牛と生きる

鎮魂碑
鎮魂碑
ーー専務の思う岩瀬牧場のあり方とは?
私はねこの場所が大好きなの。この美しい景色の中で、大好きな牛と家族がいて、大好きな仕事が出来ている。こんな幸せってありますか?

酪農はご存知の通り生き物を扱う仕事ですから休みなんてありません。
体力的にもキツイ仕事も多くてそれは大変ですよ。
でもね、彼ら(牛)は辛くても文句言えないじゃないですか、彼らは賢いし辛抱強いし、凄いんですよ!
彼ら(牛)がストレスなく幸せに過してくれることで私たちに多くの恵みを与えてくれるんです。牛の体調や栄養はそのまま牛乳の成分に影響します。だから広い敷地でゆったりのんびり過ごしてもらいたいし、彼らが食べる草一つにもこだわりたいんです。

彼らが居て、私たちが居る。彼らの出す排泄物も土地を豊かにしてくれて、更に私たちに作物などの恵みを与えてくれています。
全て彼らと私たちの間で廻っていると思うんです。常に感謝をして、謙虚に、そして今自分たちが出来る事を一生懸命するだけです。

ーーお話を伺うととても牛への愛情を感じますね。
家の庭の一角には、この牧場から天国へ旅立った牛たちの為に「鎮魂碑」を建てています。毎年決められた日にはこの碑の前で、旅立った牛たちに敬意と慈しみを込めて家族皆で静かに手を合わせているんです。
自分たちが救えなかった命もあります。また生を全う出来た牛もいます。自然や全ての命に感謝をし岩瀬牧場の原点を忘れずにいる為の証です。
牛と生きる、本当にこれがこの牧場の姿です。

丘の上から見る牧場
丘の上から見る牧場

酪農のイメージを変えたい

イタリアンレストラン リヴィスタ
イタリアンレストラン リヴィスタ
ーーなぜ街中ではなく、あえて牧場向いにジェラート店やレストランを構えられたのでしょう?
酪農家って余り良いイメージないですよね?地味でカッコ良くない。でもねそのイメージを払拭したいんです。
新鮮な採れたての牛乳はあえて牧場向いのジェラート店や丘の上のレストランで自家製チーズのイタリアンを召し上がって頂いて、美しい景色と共に多少の牧場の香りも味わってこそ(笑)
岩瀬牧場の良さを分かって頂けると思うんです。
美味しくて栄養価の高い牛乳の成分や風味はできるだけそのまま皆さんに味わって頂きたいから、ジェラートも極力余分なものを加えずに作っています。
考えてみてください、私たちが毎日口にする水やお米って基本無味無臭でしょ?牛乳もそうなんですよ。

ーーえ??無味無臭ですか??
本当に体に必要なものって毎日口にする訳だから飽きちゃダメなのよね。
お米も噛めばほんのり甘みがあって旨みを感じるでしょ?うちの牛乳も同じなんです。市販の牛乳パックを開けた時に感じる独特な香りはないはず。口に含んでほんのり香り、飲めばコクはあるけれどさっぱりしていて後味がいいの。それが本来の牛乳なのよ。だから無味無臭に近いんです。

ーー確かに、岩瀬さんのジェラートは本当に牛乳そのものの自然の風味を損なわず、さっぱりとしていて、それでいてそれぞれのフレーバーの個性が美味しく感じられるので、何度でも食べたくなる飽きの来ない味だと思います。とても上品な味だから、季節を問わず遠方からもリピーターが訪れるんですね!
私はね、酪農家のイメージを明るくて親しみやすくて、もっと素敵なイメージと結び付けたいんです。
そうする事が、ここで一生懸命働くスタッフの誇りにもなるし、牛への恩返しになると思っているから。

地域と手を取り合って

専務が育てた花々が美しく庭を彩っています。
専務が育てた花々が美しく庭を彩っています。
ーー岩瀬牧場としては今後どのように発展させていきたいとお考えですか?将来の夢などございますか?
今秋にはジェラート店を今ある建物横にリニューアルオープンさせる予定です。少しでもお客様に喜んでいただける空間にしたいと考えているんです。
そして現在の建物は既存のまま何かにしたいと構想中。
私は農業も大好き!将来は、自分で作った野菜をレストランで提供したいし、敷地を花や木で綺麗にしたいんです。
そしていつかは地域のお年寄りのために施設を作って、一緒に果樹園を作って小さな子供とお年寄りが一緒に交流をしながら何かをできるような環境を作りたいんです。
心に余裕があって知恵の沢山あるお年寄りが、ゆったりと子育てに参加できるといいと思うんですよね(笑)

ーーレストランにはアナコットカンボジアのグッズが販売されていますよね?なぜでしょう?
私たちはアナコットカンボジアの代表をされている田中千草さんの活動に感銘を受けて、少しでも何か出来ないかとグッズの販売や現地の児童への支援を行っています。
ただそれを今の自分たちみたいな者が中途半端に手伝っていることは、ちょっとおこがましい気がして・・・だからひっそりとやらせて頂いているんです。元に戻りますが、微力ですが今出来る事を私たちなりにやっているだけです。
美しい景色の中のリヴィスタ
美しい景色の中のリヴィスタ

あとがき

ということで、岩瀬康子専務のインタビュー記事をお届けしました。

第一印象はとても美人で気さくでキュートな方。
しかしお話を伺ううちに、ケラケラと笑い、飾りっ気のない立ち振る舞いの中にも芯の強さと逞しさ、そして何より「命」というものへの愛情深さに心を打たれました。
ご自身の軌跡やこれからの夢を少女のような眼差しで語る康子専務、人間味たっぷりでとても魅力的な女性でした。ありがとうございまいした。

さて、次にバトンをつないで頂くのはどのような方でしょうか?
岩瀬専務に伺ったところ・・・
「自分の大切な人が食べるお米は、安全で体に良いものを食べてもらいたい!!」
そんな一心から手間暇かけて無農薬で独自の自然農法を徹底してお米を作っていらっしゃる方です。この方のお話を伺えば食に対する考えが変わりますよ!!」
とのことです。詳しくは次回の人脈駅伝でご紹介します!お楽しみに!!